月出帯食とは仕組みを説明!時間はいつで何年に一度?

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月出帯食とは仕組みを説明!時間はいつで何年に一度?

2023年4月20日の金環皆既日食が話題を呼んでいます。
この雄大な天体ショーを楽しみに観測された方も多いのではないでしょうか。
2023年には日食が2回、月食が1回起こると言われています。

今回は月食に焦点を当て「月出帯食(げつしゅつたいしょく)」についてご説明したいと思います。

今回は「月出帯食」の仕組みと、いつ何時に起こるのか、何年に一度に起こるものなのかを調査しました。

・月出帯食とは?
・月出帯食の仕組みをわかりやすく説明!
・月出帯食はいつ?時間は?
・月出帯食は何年に一度?

月出帯食とは?

まずは月出帯食についてご説明したいと思います。

月出帯食とは、月が昇る前からすでに月食が始まっていて、欠けた状態のまま昇ってくることを言います。
月の出入りの時間は地域によって違うので、同じく月食を観測出来ていても場所によって月出帯食であったりそうでなかったりします。

 

 

月出帯食の仕組みをわかりやすく説明!

月出帯食の仕組みをできるだけわかりやすくご説明したいと思います。

月食は太陽・地球・月の天体がこの順番に一直線に並んだ時に起こります。
月は太陽からの光を受けて光っている天体で、自らは光を発していないので地球の影が月に落ちることによってその全体、または一部が見えなくなるのが月食です。

月出帯食は文字通り「食」を帯びたまま月が昇ることを指します。
なので、別な地域では昇ってから欠ける月食であっても、月の出入りの時間がそれより遅い地域では、すでに月食が始まってから月が昇ってくる「月出帯食」となるのです。

 

 

月出帯食はいつ?時間は?

月出帯食はいつ、何時に起こるのかを調査してみました。

月出帯食は2025年3月14日に起こると予想されています。

地域 月食の終わり 月の出の時刻
福島 17:48 17:45
仙台 17:48 17:44
山形 17:48 17:46
秋田 17:48 17:46
札幌 17:48 17:40
根室 17:48 17:23

福島より南の地域では月食の終わりよりも月の出の時刻が遅いので観測できないようです。
月食の始まりが夕方のまだ日があるうちであるため、観測できる地域でも難しいかもしれませんが、この時の月食が、右上が少し欠けた状態で昇ってくる月出帯食となります。

 

 

月出帯食は何年に一度?

月出帯食は何年に一度起こるものなのかを調査してみました。

月出帯食は1年のうちに2回見られることもあれば、2年に1度だったり、何年も見られないこともあります。これは日本では月食自体が観測できない場合を含めたものです。

2010年には6月と12月の2回、2012年の6月に1回、2014年の4月に1回、その後は2021年の5月まで観測されていません。

2025年に一部で観測できる可能性がある以外は、少なくとも2030年までの間に月出帯食は起こらないとされています。

 

 

月出帯食とは仕組みを説明まとめ

今回は「月出帯食」についてご説明させていただきました。

・月出帯食とは?
・月出帯食の仕組みをわかりやすく説明!
・月出帯食はいつ?時間は?
・月出帯食は何年に一度?

いかがだったでしょうか?

月食というと、空に浮かんでいる月が欠けていって、また元に戻っていくというイメージしかありませんでしたが、考えてみれば月出帯食のように欠けたまま昇ったり、逆に欠けたまま沈んだりということも当然ありますよね。

まだちょっと先の話ではありますが、今年の10月29日にも部分月食が観測できるそうです。
こちらは小笠原諸島などの一部地域で月入帯食(げつにゅうたいしょく)という、月出帯食とは逆に欠けたまま沈んでいく様子をみられるそうです。

可能な方は是非、観測されてみてはいかがでしょうか。

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