大相撲令和6年5月場所は、5月12日(日)東京両国国技館で初日を迎えました。
5月26日(日)新小結・大の里の初優勝で幕を閉じています。
相撲ファンにとっては楽しみな15日間でした。
しばらくは混戦模様の本場所が続くことでしょう。
この記事では、幕内昇進をかけて奮闘する十両若手注目力士と関取を目ざす幕下若手注目力士を
紹介します。
2024年幕内候補も併せて調査しましたので紹介させていただきます。
・大相撲若手注目力士(十両編)を紹介!9人
・2024年幕内昇進候補を紹介!
大相撲の若手注目力士(幕下編)を紹介!
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幕下上位までに番付を上げてくると、十両の地位が見えてきます。
十両(関取)と幕下とでは待遇に雲泥の差があります。
関取へ昇進するためには越えなければいけない最も高い壁です。
この関門をクリアできれば、月給をもらえるようになり、部屋では大部屋から個室に移ります。
身の回りの世話をしてくれる付け人もつきます。
力士生活で十両へ昇進することが一番嬉しい出来事だそうです。
今、十両昇進を目指し奮闘している力士を紹介します。
大相撲の若手注目力士(幕下編)!富士の山
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名前 | 富士の山 |
読み方 | ふじのやま |
生年月日 | 2000年7月26日(22歳) |
出身地 | 静岡県富士市 |
所属部屋 | 藤島部屋 |
2019年1月場所、前相撲で初土俵。
静岡県飛龍高等学校時代、1年生の時から団体戦に出場し、3年次では高校総体団体、個人ともに3位に入賞した実績を挙げています。
2019年3月場所で4勝3敗と勝ち越したあと、負け越すことなく順調に番付を上げていきました。
2020年11月場所、西幕下11枚目の番付で土俵に臨みましたが2勝5敗と振るわず、入門以来初めて負け越してしまいました。
その後足踏みの時期もありましたが、少しずつ番付を戻しています。
2023年1月場所四股名を富士の山としています。
2024年5月場所は、西幕下19枚目で2勝5敗と残念な成績で終わっています。
奮起を期待したいですね。
大相撲の若手注目力士(幕下編)!若碇
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名前 | 若碇 |
読み方 | わかいかり |
生年月日 | 2005年2月22日 (年齢 19歳) |
出身地 | 京都府京都市 |
所属部屋 | 伊勢ノ海部屋 |
2023年1月場所、前相撲で初土俵。
身長175.0cm、体重109.0kgの小兵力士ながら、相撲は正攻法です。
2024年5月場所は、最高位の西幕下6枚目の番付で4勝3敗と勝ち越しています。
十両目前の地位にあります。
相撲解説者の舞の海は、正攻法の相撲の強さと技術を高く評価しています。
今後が楽しみな力士です。
大相撲の若手注目力士(幕下編)!若ノ勝
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名前 | 若ノ勝 |
読み方 | わかのしょう |
生年月日 | 2003年08月22日 (20歳) |
出身地 | 栃木県宇都宮市 |
所属部屋 | 常盤山部屋 |
2022年1月場所初土俵を踏み、現在東幕下20枚目の番付です。
176.5センチ 131.2キロの体格で、突き・押しの相撲を得意とします。
埼玉栄高校の先輩で大関・貴景勝に憧れ同じ常盤部屋に入門。
兄弟子の大関・貴景勝は埼玉栄高校の先輩であり、しっかり指導を受けているようです。
親方からは「いいものをもっており先が楽しみ」と評価も高い力士です。
大相撲の若手注目力士(十両編)を紹介!
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力士は十両へ昇進すると関取と呼ばれるようになります。
生活も今までと違い、羽織袴の着用が許され畳敷きの雪駄で白足袋を履くことができます。
服装をみると、関取と幕下以下の力士との違いがわかります。
難関を突破した十両力士も、更に上の地位を目ざして稽古に励んでいます。
令和6年5月場所を終え、新十両には「嘉陽」と「生田目」の昇進が発表されました。
再昇進は藤青雲となりました。
気持ちも新たに、7月場所に向けての稽古が始まります。
これからの活躍が楽しみです。
幕内力士を目ざして精進している若手注目力士を紹介いたします。
大相撲の若手注目力士(十両編)!遠藤
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四股名 | 遠藤 |
読み方 | えんどう |
生年月日 | 1990年10月19日(33歳) |
出身地 | 石川県穴水町 |
所属部屋 | 追手風部屋 |
日本大学時代にアマチュア横綱の実績から、2013年3月場所幕下付け出しでデビュー。
2013年9月場所新入幕。
2024年5月場所は東十両3枚目で土俵に臨みました。
3月場所では東前頭16枚目で5勝10敗と大きく負け越し、十両での5月場所でした。
ここ数場所、膝の調子が良くなかったのでしょうか不本意な成績が続いていました。
さすがに十両では、実績、力量の違いを見せ12勝3敗と好成績でした。
幕内復帰は間違いのないところでしょう。
相撲は真っ向勝負で女性ファンも多い力士です。
まだまだ活躍が続きますので期待できますね。
幕内の平均体重に満たない体格ですが、巧みな取り口での相撲が魅力の力士です。
大相撲の若手注目力士(十両編)!嘉陽
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名前 | 嘉陽 |
読み方 | かよう |
生年月日 | 1999年7月14日(24歳) |
出身地 | 沖縄県那覇市 |
所属部屋 | 中村部屋 |
初土俵は2022年5月場所。
日本体育大学在学中の実績もあり、三段目90枚目格付出のデビューとなりました。
身長170.0cm、体重149.6kgの体格で、取り口は突き・押しを得意としています。
幕下上位で番付運の悪さも重なり少しモタモタしましたが、5月場所終了後の番付編成会議で十両昇進が発表されています。
同部屋だった1年後輩・大の里の幕内初優勝に刺激を受けて、7月場所に向けて新十両力士として稽古に励んでほしいですね。
大相撲の若手注目力士(十両編)!北の若
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名前 | 北の若 |
読み方 | きたのわか |
生年月日 | 2000年11月12日(23歳) |
出身地 | 山形県酒田市 |
所属部屋 | 八角部屋 |
2019年3月場所初土俵を踏み、2022年初場所で新十両に昇進。
2024年5月場所、西十両5枚目の番付で8勝5敗2休の成績で場所を終えています。。
高校横綱として入門していますが、関取昇進まで3年かかりました。
2022年1月場所、西十両12枚目で8勝7敗と新十両場所を勝ち越しで終えています。
その後順調に番付を上げていき、2023年11月場所で幕内昇進を果たしました。
2024年5月場所では、陥落した西十両5枚目で勝ち越しています。
身長191.0cm、体重143.0kgの恵まれた体格です。
スケールの大きい伸び伸びとした相撲を心がけて精進すれば、将来角界を引っ張るほどの力士に成長する可能性を秘めています。
大相撲の若手注目力士(十両編)!島津海
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名前 | 島津海 |
読み方 | しまずうみ |
生年月日 | 1996年5月18日(28歳) |
出身地 | 鹿児島県西之表市 |
所属部屋 | 放駒部屋 |
初土俵は2012年3月場所。
2024年5月場所は西十両7枚目の番付で負け越しています。
身長175.0cm、体重162.0kgの体格で、もろ差し、寄りを得意としています。
立ち合いのスピードを身上としています。
十両昇進は2022年3月場所、新入幕は2024年1月場所でスロー出世の力士です。
下位のころの伸び悩みと膝の怪我も重なり、出世が遅くなったようです。
中学校卒業後入門のたたき上げの力士です。
怪我に負けずにコツコツと頑張って欲しい力士でもあります。
大相撲の若手注目力士(十両編)!生田目
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名前 | 生田目 |
読み方 | なばため |
生年月日 | 2002年2月22日(22歳) |
出身地 | 栃木県さくら市 |
所属部屋 | 二子山部屋 |
大相撲の若手注目力士(十両編)!伯桜鵬
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名前 | 伯桜鵬 |
読み方 | はくおうほう |
生年月日 | 2003年8月22日(20歳) |
出身地 | 鳥取県倉吉市 |
所属部屋 | 伊勢ケ浜部屋 |
初土俵は2023年1月場所、実業団横綱の実績があり幕下15枚目格付出でデビューしています。
身長181.0cm、体重153kgの体格で、左四つ、寄り、押しを得意としています。
デビュー場所は7戦7勝での優勝し十両昇進を決定づけ、史上最速昇進記録となりました。
令和の怪物と呼ばれています。
2023年7月場所では幕内へのスピード昇進を果たし、11勝4敗の成績を挙げ敢闘賞と技能賞を獲得しています。
ところが、7月場所後は左肩関節亜脱臼の為に夏巡業を全休し手術を受け、9月場所、11月場所と全休となりました。
高校卒業後、右肩の手術も受けており大相撲には入門せず治療に専念していたそうです。
2024年1月場所、西幕下5枚目で土俵復帰を果たし1場所で十両へ返り咲いています。
しばらくは怪我の回復状況次第の場所が続きそうです。
大相撲の若手注目力士(十両編)!藤青雲
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名前 | 藤青雲 |
読み方 | ふじせいうん |
生年月日 | 1997年12月5日(26歳) |
出身地 | 熊本県熊本市 |
所属部屋 | 藤島部屋 |
2021年3月場所初土俵。
身長181.00cm、体重138.7kgで、右四つ寄りが特徴の力士です。
明治大学相撲部出身の力士で、2021年5月場所序ノ口優勝から9月場所三段目優勝まで21連勝で順調に番付を上げていきました。
2023年新十両の5月場所では9勝6敗と勝ち越しています。
翌7月場所では自己最高位東十両6枚目まで番付を上げましたが、左膝前十字靱帯を断裂の怪我を負い全休となりました。
2024年1月場所で4場所ぶりに復帰が叶い、1年ぶりに十両へ返り咲くこととなりました。
活躍が期待されます。
大相撲の若手注目力士(十両編)!栃大海
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名前 | 栃大海(塚原改め) |
読み方 | とちたいかい |
生年月日 | 1999年10月12日(23歳) |
出身地 | 埼玉県越谷市 |
所属部屋 | 春日野部屋 |
2017年11月初土俵。
埼玉栄高校在学中に相撲界へデビューしています。
2023年3月場所の番付は東幕下筆頭に地位まで上がってきました。
十両昇進は目前でしたが、3勝5敗と負け越してしまいました。
通常幕下での取り組みは7番ですが、時おり人数が奇数になり8番相撲となるケースがあります。
2017年(平成29年)前相撲でデビューした後、着実に番付を上げてきました。
元中学横綱で、恵まれた体格で注目されています。
ここしばらく幕下上位で足踏みしていますが、期待される力士の一人でした。
2024年3月場所後、番付編成会議で十両昇進が発表され、何度もはね返された十両の壁でしたが、喜びもひとしおだったでしょうね。
四股名も改め、「栃大海」としました。
栃大海で臨んだ5月場所では8勝7敗と勝ち越しています。
大相撲の若手注目力士(十両編)!若隆景
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名前 | 若隆景 |
読み方 | わかたかかげ |
生年月日 | 1994年12月6日(29歳) |
出身地 | 福島県福島市 |
所属部屋 | 荒汐部屋 |
2017年(平成29年)3月場所初土俵を踏み、2019年(令和元年)11月新入幕。
2023年(令和5年)5月場所の番付は西十両6枚目です。
祖父は元小結・若葉山、父は元幕下・若信夫、兄は幕下・若隆元と幕内・若元春という相撲一家。
地元福島では、大波(本名)三兄弟の同時関取誕生を待ちわびています。
大学時代の実績から、三段目付出でデビューしました。左四つ、寄る相撲が持ち味の力士です。
初の三役で臨んだ2021年(令和3年)7月場所は、5勝10敗と上位の壁に跳ね返されてしまいました。
巻き返しを期待された9月場所は、9勝6敗と好成績でした。
西前頭筆頭で11月場所を迎え、8勝7敗と勝ち越しました。
令和4年1月場所は、三役目前の東前頭筆頭で土俵に臨9勝6敗と勝ち越しました。
3月場所は、新関脇として土俵に臨み12勝3敗と好成績を残し幕内最高優勝を成し遂げました。
5月場所は、大関取りへ向けて大事な足場固めの場所となりましたが、9勝6敗の成績でした。
翌7月場所では8勝7敗と勝ち越しました。
続く9月場所では11勝4敗、11月場所では8勝7敗となりました。
2023年(令和5年)1月場所では9勝6敗と健闘しています。
翌3月場所は、13日目の相撲で右ひざを負傷してしまい、14日目から休場となりました。
残念ながら7勝7敗1休となってしまいました。
大関へ向けてのチャレンジが続いていましたが、令和5年5月場所より3場所連続全休。
同年11月場所、東幕下6枚目の番付で本場所の土俵に復帰がなりました。
2場所で十両復帰を果たし、2024年(令和6年)西十両6枚目で14勝1敗の成績で十両優勝となりました。
幕内復帰を確実なものとしています。
怪我の影響はどの程度回復したのか気になるところです。
2024年幕内候補を紹介!
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令和6年5月場所では、新小結・大の里の初優勝で場所を終えました。
若手力士の活躍ぶりが目立つ本場所が続いています。
入幕を窺っている十両上位力士の顔ぶれをみると、幕内経験者が多いことがわかります。
入幕してもその地位を保つことの難しさが伝わってきますね。
2024年新たに幕内昇進を窺う候補力士を紹介いたします。
北の若、武将山の活躍に期待したいですね。
2024年幕内候補!北の若
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若手注目力士!十両編でも取り上げました。
期待の力士です。
部屋では親方衆や先輩力士から指導を受けながら、前に出る相撲を心がけて稽古を重ねています。
将来性を感じさせる立派な体格をしています。
評論家の北の富士勝昭さんも「努力すれば三役になれる!」と太鼓判です。
2024年3月場所新入幕を果たしましたが1場所ではね返されています。
再度幕内昇進を目指して奮闘して欲しいと願っています。
2024年幕内候補!武将山
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170kgの身体を活かした突き押し相撲で、幕下へ2年間で昇進した力士です。
逆に十両昇進まで7年間を要した力士でもあります。
目先の勝ち負けにこだわらず、真っ向勝負の押し相撲で活躍できる力士を目ざして
昇進し幕内まで駆け上がって欲しい力士です。
2023年1月場所、西十両筆頭で9勝6敗と好成績を残し見事新入幕を果たしました。
翌3月場所で幕内の壁にはね返され十両陥落、7月再入幕を果たすも十両へ陥落しています。
2024年1月場所でも再入幕を果たしましたが、1場所ではね返されています。
何とか幕内に定着できるよう、稽古に励んで欲しいですね。
大相撲の若手注目力士(十両幕下編)のまとめ
今回は、十両幕下の若手注目力士と2024年幕内昇進予想を独自に調査してみましたので紹介させていただきました。
・大相撲の若手注目力士(十両編)!を紹介9人
・2023年幕内候補を予想!
いかがだったでしょうか。
2024年(令和6年)5月場所は、東京両国国技館で5月12日(日)に初日を迎え、5月26日(日)に幕を閉じています。
混戦場所が続いている大相撲です。
5月場所は、若手力士で未だ大銀杏が結えない大の里の初優勝で、相撲ファンを楽しませてくれました。
若手力士の活躍が続きます。
楽しみな大相撲情報をお届けしていきます。
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